2025年 11月 05日
3年生 保護者模擬患者実習
この実習は、保護者の方を患者役とし、ブラッシング指導や歯石除去を行う実習です。本校では2年生で2回、3年生で1回、実施をします。
学生たちは、保護者の方に記入して頂いた問診票をもとに、歯科保健指導用の媒体を作成します。ライフステージごとの口腔内の問題や服用している薬と全身疾患との関わりなどについての事前学習を経て、患者さんの背景から考えられる問題をあげ、それに対して歯科衛生士としてどのようなことが出来るかを考えながら保健指導を実践するとても良い経験となりました。また、今回は2年次に一度来校してくださっている保護者を再度招き、昨年度との変化を評価しながら行っているので学生にとっては、とても勉強になるのです。ご指導いただいた先生からは「保護者の方とはいえ、患者さんとして丁寧に指導を行うこと」とご指導いただいたこともあり、緊張感を持ちながら真剣に取り組む様子が伺えました。
3年生ということもあり、限られた実習時間で施術や指導の時間配分を事前に考え、術者と補助者が互いに声がけを行い協力する様子や、歯石除去や口腔内写真撮影などの技術面でも学生の成長を感じることが出来ました。
保護者の方々には、実習終了後に感想を記入して頂いております。その中には、日常の学びの様子を見ることができた嬉しさや、「今後も国家試験合格に向けより一層勉学に励んで欲しい」、「一生懸命に取り組んでいる姿が印象的でとても嬉しく感じられた」などと、学生への温かいメッセージが添えられていました。
協力頂きました保護者の方々に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。
現在3年生は、国家試験勉強やテーマ研究、臨地実習と忙しい毎日を送っています。この実習で技術はもちろん術者と補助者さらに患者さんとのコミュニケーションの大切さ、施術中の補助者の役割など、学んだことがたくさんあったと思います。この成果を生かしてこれからもぜひ頑張ってほしいと思います。







