2024年 10月 11日
年金セミナーを受講して
日本年金機構・山形年金事務所 総務調整課より講師の先生方をお招きし、本校1年生が国民年金についての講義を受講しました。
公的年金制度とは何かというお話から始まり、国民年金を支払う目的や手続き、受け取れる対象などを、具体例や動画を交えて分かりやすく説明して頂き、とても充実した時間となりました。
また「ライフイベントシミュレーション」では、自分の将来を想像して考える良いきっかけになったようです。
インターネットやSNS等でさまざまな情報が容易に得られる現在ですが、間違った情報に振り回されず、専門家から正しい知識を得ることはとても大切です。
講義終了時には、3名の学生から質問が上がりました。
学生の質問内容からも、国民年金について真剣に考え受講していた様子を伺うことが出来ました。
20歳になると、国民の義務として年金の支払いがあります。
まもなく20歳を迎える学生たちにとって、とてもよいタイミングで正しい情報と知識を得る貴重な時間になったと思います。
2024年 10月 08日
登院式を行いました
9月26日(木)に、伝統行事である登院式が行われました。
登院式とは2年生が臨床現場での実習へ入る前の大切な儀式です。
保護者の方にもお越し頂き、見守られながらの式典となりました。
歯科衛生士科科長の齋藤憲生先生から登院許可証、担任の大場智美先生からは素敵な花束を受け取り、その後に代表の学生が校長先生に誓いの言葉を述べました。
式典の締めくくりとして、ナイチンゲールから灯を受け継ぎ、ろうそくの灯に照らされた2年生の表情は真剣で、臨床実習への心構えができたように見えました。
これからの実習を通して様々なことを経験し、多くの事を吸収しながら頑張ってほしいです。
感謝の気持ちを忘れずに。頑張れ!2年生!!
2024年 10月 08日
防災講話
9月20日金曜日に、本校教務の舟橋良子先生が全校学生を対象とし、防災講話を行いました。
東日本大震災から早いもので、13年という月日が経過しました。
舟橋先生は本校に20年以上勤務しており、東日本大震災当時は、山形県歯科医師会に同行する歯科衛生士として、南三陸地方での復興ボランティア活動、石巻市内の小学校にて歯科保健指導の実施、落合のスポーツセンターに開設した避難所でのボランティアなど数多くの活動に参加されました。
震災当時に舟橋先生が経験したこと、感じたことを踏まえ、①災害への備え②災害の対策③災害の支援④命を守り生きるための準備、と大きく4つの項目に分け、講義が進められました。学生たちは、時折メモをとりながら真剣な表情で受講していました。
災害関連死の1/4は誤嚥性肺炎というデータがあります。
常日頃から口腔の健康を意識することで、被災した場合でも2~3日は口腔ケアが出来なくても問題はないとお話がありました。また、被災された方の個体識別のために歯科医療の知識や技術が役に立つことなど、学生たちは改めて災害と歯科医療の関わりを深く知ることが出来たようです。
救われた命をしっかりつないでいくためにも、日頃の診療で歯科衛生士が行う歯科保健指導や、歯科予防処置での口腔管理は大切な役割を担います。歯科衛生士として災害時にどのように関わることができるのか、また学生時代にできることは何か、についてもお話がありました。他職種との連携がスムーズにいくよう基礎科目をしっかり学ぶこと、まずは歯科衛生士を目指し目の前の授業や実習に励みましょう、などと日頃の学習と向き合う心構えや激励のお言葉を交えながら講義は進められました。現在、学生たちが学んでいる1つ1つの学びや体験が、震災時にも必ず役に立つし繋がっていく、という内容から、学生たちは今自分がすべきことが見えてきたと思います。
災害はいつ、どこで、どのように起こるか誰にも予測ができません。
いつか起こりうる“そのとき“に備えて、毎日の生活を大切に過ごしていきましょう。
2024年 10月 03日
研修旅行に行ってきました!
9月12日(木)から一泊二日で3年生が関東方面へ研修旅行に行ってきました。
去年に引き続き関東方面への旅行でしたが、今回は新幹線での移動でした。時間的にも余裕をもって東京を満喫でき、学生も思いっきり楽しむことができたようです。
行程は以下の通りです。
【1日目】新幹線で東京へ➡株式会社GC(歯科メーカー)研修➡東京ドームホテルで
ランチビュッフェ➡湯島天満宮で歯科衛生士国家試験合格祈願➡東京スカイツリー・
ソラマチ散策➡浅草にて夕食➡ホテル(宿泊)
【2日目】ホテルでの朝食(ビュッフェ)➡ディズニーシー1日研修➡新幹線で山形へ
2日間とも天気に恵まれ、クラスメイトと共にとても充実した時間を過ごすことができたようです。普段はなかなか食べることができない豪華な料理に目を輝かせ、お腹いっぱい頂きました。また、歯科医療機器メーカーでの研修では、新たな知識を得ることができ、最新のユニットも見学することができました。
この最高の思い出を胸に、後期もテーマ研究、臨地実習、国家試験勉強と頑張っていきましょう!
2024年 09月 13日
2年生 保護者模擬患者実習
先日、2学年の保護者模擬患者実習が行われました。
保護者模擬患者実習とは、2年生の保護者の方を患者役とし、ブラッシング指導や歯石除去を行う実習です。年間2回実施します。
学生たちは、保護者の方に記入して頂いた問診票をもとに、歯科保健指導用の媒体を作成します。ライフステージごとの口腔内の問題や服用している薬と全身疾患との関わりなどについて、事前に調べ学習も行っていきます。患者さんの背景から考えられる問題、それに対して歯科衛生士としてどのような介入が出来るか、を考えながら保健指導を実践するとても良い経験となりました。
そして、これまでの相互間実習では、同級生同士もしくは下級生の口腔内、と同年代の口腔内での実習でしたが、今回は保護者の方々の口腔内ということで、歯周ポケットの測定も今まで以上に時間をかけて丁寧に実践し、補綴物がある口腔内での器具の操作に緊張感を持ちながら真剣に取り組む様子が伺えました。また、新型コロナウィルスの分類が5類に変わって1年以上が経過し、今回の模擬患者実習から超音波スケーラーを使うことも出来ましたので、保護者の口腔内状況に合わせて使用する学生もいました。
2回に分けた実習ということで、1回目の実習からの学びや反省点を生かしながら実習を進めていたようです。特に、限られた実習時間で進めていく難しさを感じた学生たちは、施術や指導の時間配分を事前に考え、術者と補助者が互いに声がけを行い協力しあって進めている様子も見受けられ、学生の成長を感じることが出来ました。
保護者の方々には、実習終了後に感想を記入して頂いております。その中には、日常の学びの様子を見ることができた嬉しさや、今後もより一層勉学に励んで欲しい、一生懸命に取り組んでいる姿が印象的でとても嬉しく感じられたなどと、温かい言葉を学生へのメッセージとして頂きました。
保護者の方々が来校し、学生の学ぶ姿を直接見る機会はあまりありませんので、この模擬患者実習を楽しみにしてくださった方も多いようでした。
今回の実習から1年後の来年10月には、再評価という形でもう一度保護者の方々に来校して頂き、最後の模擬患者実習を実施します。その際は、1年前と比較してどのように口腔内が変化したかについて、臨床実習を終了した3年生として気がつくことが出来るか、ということをテーマにした実習となります。
協力頂きました保護者の方々に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。
また来年、成長した学生たちの姿をお見せ出来るよう、学校でも引き続き指導を行っていきたいと思います。
2年生はまもなく臨床実習が始まります。術者と補助者間のコミュニケーションの大切さや、施術中の補助者の役割など、今回の模擬患者実習で学んだことを生かしてぜひ頑張って欲しいと思います。